借金500万円を完済した方法、振り返って分かった本当に効いた一手

FPパパのお金の話

このブログのプロフィールに「借金500万完済」と書いていますが、具体的にどういう経緯だったのか、これまで詳しく書いたことがありませんでした。今回は当時の生々しい数字も含めて、正直に振り返ってみようと思います。

この記事の数字サマリー

借金総額:500万円/利息総額:約205万円/支払総額:約705万円/完済期間:約5年

借金の内訳

当時の借金の内訳は以下の通りでした(住宅・車のローンは別です)。

項目金額
消費者金融カードローン300万円
クレジットカード①100万円
クレジットカード②50万円
社内貸付50万円
合計500万円

一番大きかったのは消費者金融カードローン。毎月の返済額が大きく、金利も高いので、これだけでも生活はアップアップでした。そこにクレジットカードのリボ払いが重なり、毎月の返済総額が収入を超える状態。ボーナスを切り崩しながら、何とかやり過ごす日々でした。

借金生活にハマったきっかけ

何にそんなにお金を使っていたのかと聞かれると、正直に言うと大部分は飲み会でした。仕事の付き合いも含めて、誘われれば断らずに行く生活を続けていたら、気づかないうちにクレジットカードの利用額が膨らんでいたという感覚です。1回数千円〜1万円程度でも、毎週・毎月と積み重なれば、月々の支払いを圧迫するには十分すぎる金額になります。

振り返ると、こんな流れでした。

  1. クレジットカードの使い過ぎ
  2. 毎月の返済額が収入を上回る
  3. リボ払いに手を出す
  4. クレジットカードの残枠がなくなる
  5. 消費者金融カードローンを利用
  6. 多重債務に陥る
  7. あっという間に500万円の借金生活

最初のうちは「返済がうまくいかないな」くらいの感覚でした。リボ払いは毎月の支払額が一定なので、その時は「これなら払える」と気軽に手を出してしまったのを覚えています。残高がいくら残っているか、ほとんど意識していませんでした。

しかし気づいた時には、「返済のために次の借金をする」という、雪だるま式に増えていく最悪のループに入っていたのです。給料日前になると残高を気にしながら生活し、ボーナスが出るたびに「これでまとめて返せる」と思っても、結局は目先の支払いに消えていく。そんな状態が数年続きました。当時は誰にも相談できず、一人で抱え込んでいたのも辛さを増幅させていたと思います。

返済総額を計算して、初めて事の重大さに気づいた

当時、実際にいくら返済する必要があったのか、改めて計算してみたことがあります。

  • クレジットカードのリボ払い:元金150万円(2社合計)、年率15%、支払手数料約48万円。支払総額は約198万円、返済期間49か月。
  • 消費者金融カードローン:元金300万円、年率約18%。支払利息分は約157万円、支払総額は約457万円、返済期間60か月。

つまり、借金総額500万円に対して、利息総額は約205万円。支払総額は約705万円になる計算でした。借りた金額の4割近くを、余分に利息として払う必要があったわけです。この数字を計算して初めて、「毎月の返済が苦しいのに、さらに200万円も上乗せで払うなんて無理だ」と本気で危機感を持ちました。

正直に言うと、それまではこの計算を一度もしたことがありませんでした。毎月の返済額だけを見て「払えているから大丈夫」と思い込んでいたのです。年率という言葉の重みを、実際の金額に換算して初めて理解した、という感覚でした。この「見て見ぬふりをしていた数字と向き合う」という一歩が、結果的に完済への一番大きなターニングポイントだったと思います。

完済までに実践した10のこと

ここから、実際にやったことを整理します。

  • 家計管理:月単位の固定費・変動費、月収の内訳、各返済額と返済時期、年単位の臨時収入や支出(還付金、年末調整、固定資産税など)をすべて書き出し、年間収支を把握しました。
  • 支出の簡素化:引き落としのタイミングがバラバラで残高不足になりがちだったため、ボーナスで残高の少ないカードから完済・解約し、最終的に管理しやすい数までクレジットカードをまとめました。
  • 消費者金融の借り換え:上限金利18%ほどの消費者金融から、一般的な銀行カードローンに借り換え、金利を約5%下げることに成功しました。これだけで50万円以上のインパクトがありました。
  • 金利の高いものから繰り上げ返済:高金利のものほど返済額に対する利息の割合が大きいため、優先的に返済しました。
  • 銀行口座の管理:最大5つ持っていた銀行口座のうち、使っていないものを解約し、役割を明確にしました。
  • 固定費の見直し:携帯を格安スマホに、保険を見直して一部解約、車もカーシェアの活用に切り替え。月2万円、年間24万円、10年で240万円、30年で720万円の差になる計算です。
  • 日ごとの支出管理の徹底:アプリやExcelで、毎日の計画を達成できたか・どれだけズレたかを把握し、返済計画を緻密にしていきました。
  • 収入を増やす:カーシェアやせどり、簡単な副業、アンケートモニターなどを駆使して、月3〜4万円の副収入をコツコツ返済に充てました。
  • 強い意志:「いつまでに返済するか」という明確な目標を持つこと。軌道に乗せるまでが一番大変でした。最初の1年は計画通りに進まず何度も心が折れそうになりましたが、収支がきちんと見える状態を維持できてからは、あとはコツコツ登るだけという感覚に変わっていきました。
  • 誰かに話す:借金は人に話しにくいものですが、自分だけで抱え込むと精神的に辛くなります。話すことで「返済するしかない」という状況に自分を置く効果もありました。誰でもいいわけではなく、否定せずに聞いてくれる相手を選ぶことも大事だと感じています。

こうして並べると当たり前のことの積み重ねに見えるかもしれませんが、実際にやってみると一つひとつが地味で、結果が出るまで時間もかかります。派手な解決策ではなく、この地味な積み重ねこそが完済への唯一のルートだったというのが、当時の実感です。

今、FP2級の知識を持って振り返ると

実はFP2級は、借金完済後に取得したものではなく、返済を進めながら並行して勉強し取得しました。お金の知識がないまま返済だけを続けることに限界を感じ、「仕組みを理解しないと同じ失敗を繰り返す」という危機感があったのが、勉強を始めた直接のきっかけです。

当時は「収支を理解していない」ことが一番の反省点でした。今FP2級の勉強をした上で振り返ると、これはまさに家計管理の基本中の基本です。収入と支出のタイミング・金額を可視化するだけで、多くの問題は防げたはずだったと痛感しています。

リボ払い・カードローンの金利、簡単に計算してみる

FP2級的に補足すると、リボ払いやカードローンの金利は「年率(年利)」で表示されますが、実際に毎月発生する利息はこの年率を12で割って、その月の残高にかけたものになります。

例えば、残高30万円・年率15%の場合、1か月分の利息は「30万円 × 15% ÷ 12 = 3,750円」です。一見小さく見えますが、これは残高が減らない限り毎月発生し続けます。返済額のうち利息の占める割合が大きいと、いくら払っても元金がなかなか減らない、という状態になるわけです。これが、当時の自分が一番理解していなかった部分でした。

また、「借金のための借金」という地獄にはまったのも、金利や返済総額の仕組みを正しく理解していなかったことが原因でした。今、学資保険を解約してNISAに切り替えたり、証券会社を比較したりという判断ができるのも、この借金生活で痛いほどお金の仕組みを学んだからだと思っています。

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まとめ

  • 500万円の借金は、利息込みで約705万円の返済が必要だった
  • 「収支を理解していない」ことが借金生活の最大の原因
  • 固定費の見直し・借り換え・収入を増やす、の3方向から地道に取り組んだ
  • 完済までは約5年。魔法のような近道は存在せず、コツコツ積み上げるしかない
  • この経験があったからこそ、今の家計管理・投資の判断ができている

次は、この借金生活の中で実際に試した副業について、もう少し具体的に紹介していきます。

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